2014年春のポケモンカードゲーム大規模公式大会「リザードンメガバトル」、全日程が終了しました。
参加された選手の皆さま、ファンの皆さま、付き添いの皆さま、お疲れさまでした。

また、ガチな大会という点で今回の「事前応募抽選制・ブロック予選」形式はとても素晴らしく、いちプレイヤーとして感謝の気持ちでいっぱいです。
運営の皆さま、どうもありがとうございました。

設備人的リソースの面でとても大変だとは思うのですが、今後もこの形式で続けていただきたいです。
ただやはり、いろいろ問題もあったように思います。参加者に聞いたことも含め、ざっくりまとめておきます。

※ 管理人は5/3・4の東日本大会のみ参加しています。
※ 内容には西日本大会参加者から聞いたことも含みます。


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☆ メインコンテンツ:リザードンメガバトル


【大会形式について】

事前応募抽選制+先着順で当日参加枠有り
1日目:Bリーグ ブロック予選(4名総当たり3戦、各ブロック1人選出)
→Aリーグ ブロック予選(同上)
→Aリーグ&Bリーグ トーナメント予選(各リーグ16名選出)
2日目:Aリーグ&Bリーグ 決勝トーナメント


○ 事前応募抽選制+8時半現地集合で「必ず3戦」、より公正で納得できる大会形式
○ 先着順で当日参加枠もあり、思い立って参加もできた
○ 始発早朝に並んでも初戦で負ければほぼ終了、の不完全燃焼感を払拭。参加した実感がある

△ スケジュールの関係上、待機が長くダレる
 →待てる大人を先にし、集中力持続が難しいAリーグを後に回したことは評価
 →設備人的リソースからブロック予選の時間を分けたようだが、理想は並行開催
 →さらに理想をいえば、1日で予選・決勝を終わらせる代わりに、開催地域が増えればとても嬉しい


【ブロック予選で発生した問題】

・進出条件が「勝ち数>勝ち点」なのか「勝ち点>勝ち数」なのか統一されていない
・時間内勝利/時間外勝利の判定をしっかり理解していないジャッジがいた
・大会形式を理解していない選手が「2戦負けたから帰る」をそのまま帰す
 (結果、勝ち点・サイド数で「帰った人と普通に3戦目を対戦して勝てたら上がれたのに」という選手が発生)
・時間内勝利と時間外勝利の勝ち点差が小さいからか、遅延的行為があった
 (フロアルールには現状遅延についての明確な定義が無いので指摘が難しい)
・勝利判定に取ったサイド数を見ることから「ワザを宣言すれば勝てる」シーンでも敢えて流すプレイングがあった
 (これはルール・マナーに逸脱している行為ではないのだが、負けが見えている選手が不快に感じてしまう、という事例)

→勝利判定について、ジャッジ間の意識統一を図っていただきたい
→「勝ち点」の設定、不戦勝や相手がドロップした場合の「取ったサイド/取られたサイド」の設定を公正なものにして欲しい
 (友人に「こう計算すれば」の案を聞いたのですが、上手く説明できないので後程追記します。)


【トーナメント予選で発生した問題】

・誘導スタッフの声が小さく、どこに並べばよいのか分からない
・指定集合場所に行ったのに、場所が違う
・16人ずつ数えて並ばせているのに、途中からズレて計算が狂っている
・不戦勝の大量発生
 (ブロック予選1,024人→トーナメント予選進出者256人スタートのみ前提としているため)
・不戦勝の選手も対戦準備

→誘導には拡声器の使用も検討を
→特に大阪では1戦目を対戦している方が少ない状態だったので、進出人数によるマッチングパターンを複数組んでおけば良いのでは?
 (事前応募での人数と今回実際に参加した人数から、ある程度のパターンは組めるのでは)


【決勝トーナメントで発生した問題】

・実況中に、選手や観客が知りえない「特定カードのデッキ採用枚数」について言及
 (T氏による「このデッキには炎エネルギーが3枚しか入っていない」発言。)

 →観客に見えている以上の情報を発言しないよう、より注意を払っていただきたい


【共通:ジャッジについての問題点】

・「見ているだけで指摘しない」という機能不全が多々見られた
 (計算ミスや状態異常チェックの漏れ、サポート2枚使用などルールミスを「見ている」はずなのに…)
・ミスに対するペナルティが甘すぎるのではないか
 (事例その1:サイド6枚で《N》を打った後なのに、相手が8枚カードを引いたのですぐ手を止めさせてジャッジを呼ぶ→相手「一番左と一番右を7・8枚目に引きました」→ジャッジ「その2枚をデッキの下に戻してください」で終了…状況をきちんと説明しても「ミスした側に寄った裁定」は覆らずだったそうです。この手の話は他にも聞きました)

→ジャッジの裁定は「大会では絶対」であり、指摘も含めもっと積極的に動いていただきたい
→「性善説」に寄らず、間違いでも悪意でもルールミスに対して公正な裁定をしていただきたい


【共通:会場設備についての問題点】

・東日本会場の音響設備に難有り。よくハウリングしていた
・対戦卓の横にあるステージでのトレッタのテーマ熱唱で、重要なアナウンスや技宣言など声が聞き取れない事態も
 (Geroさんのステージそのものはとても好評で、見ていたポケカ勢にはその名とトレッタのテーマがしっかり定着した模様。)

→運営アナウンスや対戦中の宣言が聞こえないのは問題なので、レイアウトやスケジュールに配慮をお願いしたい



☆ サイドコンテンツについて


【ステージ:エキシビジョンマッチ】

○ ジュニアプレイヤーと開発スタッフによる対戦&実況
 (ファン参加型ステージは面白い試み。カードバトルの臨場感、楽しさが伝わってきて良かった)


【5 on 5 バトル】

○ コンテンツ内容としては良かった
× ただ、公式サイトの記述では、事前に5人集めるべきなのか否かが分からなかった
× 5人集めて参加してスタッフに露骨に嫌がられる事態に
 (結局チーム参加はできなかったとのこと、スタッフにより「5人チームならそのまま参加、そうでないならクジ引きでチーム決定」というオペレーションも)

→公式サイトでの分かりやすい事前告知が欲しい
→スタッフの態度を改善していただきたい(露骨に嫌な顔をされるのは流石にちょっと…)


【イラストレーターサイン会】

○ 先着順50名も、整理券配布開始11時というスケジュール
 (特に始発早朝待機が難しい家族連れやジュニアがじゅうぶん間に合った点が素晴らしい。参考までに、上限に達したのはいずれも10時過ぎ)
○ 一度抜けたら再度並び直し。代理で並ぶのはOK(親が並んで後で子と交代)だが、申告の上、スタッフの目の前で交代

→対戦もしたいプレイヤーは諦める形となったが、対戦はしないが集めているファン(特にジュニア)が余裕をもって参加できたのがとても良かった


【ジムリーダーに挑戦!コーナー】

○ ジムリーダー5人体制、華が合って良い
△ 毎回大人気の為数時間待ちとなり、対戦までずっと待機している状態は勿体無い
 →整理券配布形式にし、指定時間に集合にしては?
 →60枚デッキだと時間がかかるので、いっそのこと30枚デッキ限定とするとか


【プロモーションカードのプレゼント基準について】

・2時間での「3連勝」、他のコンテンツに参加しながらの「7ポイント(7回勝つ)」は難しい
 →「勝ち」ではなく「対戦数」によるゲットにして欲しい。20回対戦しても負け続けると貰えないのは残念


【会場内でスタッフが行っていた来場者アンケートについて】

・アンケート用紙に誤字が多い。スタッフが口頭で修正していたが、さらなるミスを発見
 →きちんと文字校正をしてください…。原稿制作者以外に2人もいれば防げます。


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思いつくままに推敲もせずダカダカ打ったので、いろいろ追記・修正するかもしれません。

コメント

CHANG
2014年5月21日23:52

僕が次回記事にしたい内容がそのまま理想の表記で記述されていて素晴らしい記事だと思いました。RTしたいくらいですw

黒猫A
2014年5月23日12:35

> CHANGさん

改めて読み返すと分かりづらいところも多々あり恐縮です。
記事については多い方が良いでしょうから、お時間あるならCHANGさん目線の記事も読みたいです。
(カスタマーサポートに御礼と意見を投げるのも忘れずに...!)

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